バンコクの母と娘~タイ出産子育て動物日記~

バンコクでの妊娠、出産、子育て、ペット(帰国時の動物検疫など)事情。タイなので、象の話題も。
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バンコクで出産・病院選び どっちで産む?バムルングラードとサミティベート
バンコクの外国人御用達私立病院、サミティベートとバムルングラード。東京でいえば聖路加や愛育病院のように、外国人の出産もターゲットにしている病院です。英語や日本語ができる先生や、日本語通訳デスクも完備(ついでにスターバックスも)。

私はバンコクで不妊治療→妊娠→出産したのですが、どっちで産むか決めかねて、最後まで2つの病院を行ったり来たりしました。その経験からいうとこの2つの病院、けっこう個性が違います。

単純化していってしまうと、バムルングラードは「高度医療の恩恵」病院、サミティベートは「自然分娩(アクティブバース)→母乳育児」病院といっていいかも。

イメージでいうと、バムルングラードは、無痛分娩や予定帝王切開など、痛くない出産の希望に答えます、という病院。サミティベートは、水中分娩をはじめ自由でナチュラルな出産スタイル、剃毛、浣腸、会陰切開しないのも可、産まれた赤ちゃんはへその尾のついたままお母さんの胸の上へ、そして母乳育児開始、そのまま母子同室、という感じ。

そんな印象を持った理由は。。。

バムルングラードのプレナータル・クラス(出産準備教室)でのことです。

産婦人科の先生が、バムルングラードでの帝王切開の割合について、「以前は7割、今は6割くらい」と話してくれました。通常の病院の帝王切開率は1割から2割ですから、これは異常に高い数字。そうしてほしいという希望が多いから、ということでした。実際、医師が参加者に自然分娩したい人はいますか、と聞いたら、手を上げたのは十数人中1人だけ。自然分娩とか母乳育児とかについて質問を連発しているのも私だけ。あとから思うと、みんな切る気だったのかも(痛いのがきらい、生まれ時間の占いを気にするお金持ちタイ人は、すぐ切っちゃうらしい)。

また、「これには最近では異論もあるけれど」、生まれたばかりの赤ちゃんは(お母さんにすぐだっこされるのではなく)、2時間の間、保温のために保育器に入れるのがルーティン(普段行う手順)だそう。

また、私の担当医のパンサク先生は、「はじめての出産ならば、会陰切開はルーティン」と話していました。

準備教室の先生は、「浣腸をしないご希望ならそれで結構です。でも、普通、先生ぜひしてください、っておっしゃいますね」と話していました。

自然系の分娩については、やることは可能よ、でも積極的には推してません、、という雰囲気だったような。

一方のサミティベート病院は、タイの私立病院では唯一、WHOとユニセフの「ベビー・フレンドリー・ホスピタル」の認定を受けた病院。これは、母乳育児を推進しようという世界的なプログラムで、母乳育児を成功させるための10か条、「赤ちゃんが生まれてから30分以内に母乳育児を始めるよう母親を助けよう」とか「24時間母子同室しよう」とかを実践している病院ということ。

私は最初不妊治療をバムルングラードではじめ、担当のパンサク先生も好きだったのですが、水中出産がしたいなあ、剃毛も浣腸も会陰切開(縫い目がいたいらしい)もいやだなあ、ということで、心はサミティベートへ。サミティベートにはタイで唯一、水中出産のためのプールがあります。

でもよく考えたら、以前に子宮筋腫の手術をしているんです。子宮に手術痕がある場合、ほとんどおこらないけどごくたまに、陣痛で子宮に圧力が加わると、子宮破裂の危険があります。これは「帝王切開後の経膣分娩」とともにするかしないかは議論のあるところなのですが、細かいことは後日にゆずるとして、私は帝王切開を選択。なら家から近いバムルングラードでいいかも、

と思ったのですが、

私は「生まれた赤ちゃんをとにかくすぐここへよこせ―――!どっかへ連れていったらぶつ!噛みつく!」という、赤ちゃんイヌを抱えた母イヌのごとき衝動が妊娠後期から強く強くなり、

しかし自分の出産が帝王切開となり、麻酔下にあるとなると、ルーティンで赤ちゃんが保育器に入れられるバムルングラードより、普通分娩ならすぐ赤ちゃんを胸の上に乗せてくれるサミティベートのほうが自分の希望が通りやすいだろうとおもい、サミティベートを選びました。

帝王切開の麻酔は無痛分娩と同じ硬膜外麻酔で、背中に注射を打ち、下半身だけ麻酔下になる局所麻酔(意識はある)です。なので、お腹から出てきた赤ちゃんは、体重測定や最小限のチェックのあと、やってきた夫が抱っこして、手術中の私の枕元に座り、生まれてから1時間後には希望通りおっぱいを上げることができました。

というわけで、バムルングラードとサミティベートの違い、私の印象はこんな感じだったのですが、

どうも、出産は病気ではない→自分の好きなスタイルを選ぶことができる→やってほしいこと、ほしくないことを「バースプラン」というのに書いて、そのとおりにしてもらう。

ということがあるようなのです。だから病院選びですごく大事なのは、病院の方針とかよりも、自分の担当の先生が私の希望を聞いてくれるかということなのではないかしらん、と思いました。

バムルングラードは高度医療の病院、といったけれども、立派な自然分娩室(サミティベートより個人的には好みだった)もあるし。

それにタイでは、先生をばんばん変えて話をきいてみるのは普通のことらしい。わたしはあざといまでにいろんな先生に会いました。産科と小児科1日4人とか(これはさすがにやりすぎで2人目の先生がなんできたのかとまどっているふうだった)。

なので、いろいろな先生に会ってみるといいと思います。

ちなみにサミティベートでの私の担当医は、サンキアット先生。アメリカの産婦人科のフェロードクター(専門医)で、私はアメリカの医学教育をけっこう信頼しているので選びました。

費用は、2005年8月の段階で、サミティベートでは自然分娩(5日入院)は約10万バーツ、帝王切開(7-10日入院)で13万バーツ(手術は日本の社会保険では保険の適用になります)です。

バムルングラードは今、自然分娩は4万バーツキャンベーン中とのうわさあり。

バムルンでの無痛分娩体験は、リンクしている華僑の嫁様が書いておられますのでご参考まで!


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Comment
≪この記事へのコメント≫
こんにちは。大変興味深く読みました。
ヒロさんもご存知の通り、
私もバンコクで出産を経験しています。
ですが今日、ヒロさんの文章を読んで、
「私はあまりにも、何も考えずに出産の日を迎えてしまったのではないだろうか?」と
反省というか何というか、
ちょっと考えてしまいましたよ・・あわわ。
私の場合、日本の主治医からの紹介で、
渡タイ前にお願いする先生を決めてしまっていて、かつ、こちらの要望をすべて伝えて、あとは信じてお任せしていた、という状況だったのも、あるけれど・・・。
でも、もし事前に知り合いの紹介などなく、
自分で先生や病院を決めるとしたら、
私もいろいろ考えたかもしれません。
バムルンとサミティベで迷っている妊婦さんのお話、時々耳にすることがあるので、
ヒロさんの文章、これから出産される方の
参考になると思います、きっと。
2006/04/01(土) 15:44:05 | URL | hanahahaha #-[ 編集]
hanahahahaさん コメントありがとう!
不妊治療で高齢出産でアクティブバース志向でVBACを目指したけど帝王切開で、産後すぐ母乳育児がしたかったらこんなになっちゃったんだよ~。しかも母乳があんまり出なくてブルー状態に突入して(小児科の先生がミルクを足せというので嫌でゴー泣きしたりとか)、サミティベートの母乳外来にもお世話になったわ~。
2006/04/02(日) 12:27:16 | URL | ヒロ #-[ 編集]
こんにちわ。
ブログでは初めまして!
ヒロさんの今回のブログ、これからバンコクで出産を考えている私に、とてもためになりました。

まだ時間があるので、病院もう一回考えて見ます。
「母イヌ」の気持ちに、私もなっているので・・。

2006/04/05(水) 18:49:27 | URL | イチゴ #-[ 編集]
イチゴさん
コメントありがとうございます。はげみになります。産まれる前にまた会いましょ~!
2006/04/10(月) 23:30:38 | URL | ヒロ #-[ 編集]
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2013/06/21(金) 09:41:30 | | #[ 編集]
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